こんにちは、ふみです!今日は船会社からのチャージ料金がここ数年でさらに増えているということで、色々な料金についてまた話したいと思います。ここ5、6年前までは船会社からの請求はフォーワーダーさん(乙仲)が吸収してくれていたり、船会社自体からの請求もTHCやD/O Feeなどの一般的なチャージだけだったのですが、年々増えてきている輸入の物量、またオリンピックも控えているので港は大混雑しているのです。
船会社の費用
会社から請求される費用で代表的なものを簡単にまとめました!
THC : (Terminal Handling Charge/CHC/CYとも言われます)
ターミナルハンドリングチャージという日本語で直訳するとターミナル手数料ですね!コンテナをコンテナターミナルという場所で保管したり、移動したり、コンテナを取り扱うに当たって掛かる費用です。昔はドライコンテナ20ftで30000円だったんですが、最近32100円と2100円費用が上がりました。
CFSチャージ : コンテナフレートステーションチャージ
LCL貨物に課せられる料金です。コンテナターミナルにあるコンテナをCFSという場所にコンテナを持ってく費用だったり、主にコンテナの中に入っているLCL荷物を取り出す作業費です。料金は一定で現在1CBMあたり3980円で1CBMあたり1600円請求されます。(前は1500円だったんですが、100円値上がり)
コンテナフレートステーションは見た目が倉庫のようになっているものが多い気がします。(私個人の意見として)😊
山形県HP https://www.pref.yamagata.jp/
D/O Fee : DELIVERY ORDER Fee
デリバリーオーダー代はB/L(これは私の荷物ですという証明書)を船会社さんに見せるとその貨物の荷渡しをする証としてD/Oという書類をもらうのです。それを倉庫などの方に見せて「この貨物をください。」とお願いすることで荷物が受け取れます。荷物を受け取る時はB/Lだけ渡せばいいというわけではないんですね。書類代だけなのかこの作業費なども含まれた費用なのか詳しくはわかりませんがこのようなチャージが取られます。だいたい3000~5000円です
AFR:Advanced Filing Rule Charge
日本版出港前報告制度。貨物を輸入する前(その貨物を載せてる船が出航する24時間前まで)の貨物情報をNACCSというシステムを使って報告してください。という手数料ですかね?ないところもあって、、それは海上運賃に含まれているのかなぁ。詳しくはわかりません💦安全のための義務であれば、無料にしてくれ~。
ちなみにNACCSというのは、便利なシステムらしく、輸出入のあらゆる書類や情報をNACCSってところで保管また共有してくれて、手続きなどを円滑にしてくれるものらしいです。情報を統一してくれると取り出す際も楽ですよね😊これは私たち輸入者が直接使うことはないことが多く、船会社や乙仲さんが主に使うものだと思います。
CIC、PCS、PSS、JCIC、ICAC!?
見て下さいこのチャージ!これはある20ftコンテナ貨物を輸入した際の船会社のチャージです。上から順番見ていきましょう。
OCEAN FREIGHT : 海上運賃で単純輸送費。
AFRチャージ : 先ほど説明したものですね
THC : コンテナターミナルのチャージですね。
JCIC : !?
D/O Fee : 船会社が出す荷渡し指図書ですね。
DOC Fee : 書類の代金。使途不明金 笑
ICAC : !?
PCS : !?
PSS : !?
なんじゃなんじゃ!たまに取られるこの費用が今回はこんなについておるぞ😨早速乙仲さんに確認したら、下記のような回答をいただきました。
それぞれのチャージ内容
Japan Container Imbalance Charge : コンテナ・インバランスチャージ
CICに関しては、そうですね~。日本から中国に対する輸出が減っているにもかかわらず中国からの輸入が増えているので、コンテナの総数が日本と中国でアンバランスな状態が続いてます😕そのため中国は異常なコンテナ不足なのですね。。その両国のコンテナのバランスを取るためのチャージとしてこちらに請求しているようです。トランプとの貿易摩擦もあるし、、日本の輸出が激減なのです。。しょうがないのかな。
Inbound Container Administration Charge : コンテナ管理料
コンテナを長い間管理するためにコンテナの管理料が必要とのことです。こちらはEQMC、EMC、CMFなどなど船会社によって名称が異なっています。
Port Congestion Surcharge : 港混雑サーチャージ
港が混雑すると船も待ってないといけないとダメで、その滞船費用がかかるようです。船が港で滞在するための燃料とか人件費なのかな🤔この時は相当混雑していたようです。
Peak Season Surcharge :ピークシーズン調整費
ピークシーズンも期間が決まっているそう。船会社によって違うみたいなので、取られないこともあるのですが、最近はチャージを付けてくることがあるようです。繁忙期って一般的にゆうとGW、お盆、年始年末とかかな〜と思ったのですが、この船会社に聞いたら4月~10月までが繁忙期?だそうで、この時期の船にはこのチャージが掛かるそうです。
最近は、このようなチャージが海上運賃とは別で請求されることがあり、内容が不透明なこともあるのでしっかりした説明が欲しいのと、船会社からの料金改定の発表が乙仲さんなどから連絡がない限りいつこのチャージついたの?と知らぬままに課せられているんですよね💦船会社さんの状況もありますので、異常な金額また理由がおかしくない限りこちらで負担するのはしょうがないのですが、最近異常に増えると少し気になることがあるのが人間心 笑
海上運賃を安くしてもらってる手前強くは言えないですが、船会社さんとも直接お話する機会があったらいいな〜🤥
今日は、船会社のチャージについての記事でした!
ではでは、この辺で。
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