みなさん、こんにちはふみです!さて今日は貿易事務員のキャリアアップの方法について私の見解を述べていきたいと思います。
貿易事務員として働く中で、もう少しスキルアップしたい、貿易業務はある程度マスターしたので別の仕事も取り組んでみたいなど思う方もいるかとおもいます。
そこで今日は私の経験から貿易事務員がどのようにキャリアアップしていくのかについてお話したいと思います。
では今回お話しする内容はこちらです。
1. 貿易事務員の仕事内容 -どんな仕事があるの?-
2. 貿易事務は未経験でもできる -未経験が多いのはなぜ?-
3. 私のキャリアアップ術! -ふみのやり方はこうです!-
1. 貿易事務員の仕事内容 -どんな仕事があるの?-
まずはみなさん貿易事務って聞くとまずはじめに何を思い浮かべますか?
私のように海外の会社と取引をしている人もいれば、港で働いている人、空港で働く人、また倉庫でもどこでも貿易関係の事務処理などしている人も実は貿易事務員なのです。その職種は多岐にわたります。
代表的なものピックアップすると・・・
- フォワーダー
- 港倉庫業
- 船会社
- メーカー
- 商社
- 小売
などなど!その会社によって、また彼ら/彼女の仕事によりとても幅広く一概に何をしているかはその人に聞いてみないとわかりません。
それぞれ簡単にどんな仕事をしているかというと、フォワーダーさんは物流をメインに仕事を行っていて主に輸出入をお手伝いをしてくれる方達です。
港の倉庫の貿易事務は窓口でトラックの運転手さんへ荷物の受け渡しを行ったり、港や輸入された英文の書類を捌いたり港にあるたくさんの貨物を管理するお仕事です。
船会社のお仕事は船の輸送に関する仕事がメインのところが多く、船の航路を決めたり、運行スケジュールの調整、船に関しての全体的なコストを計算して削減に向けて取り組んだり運航する船に関してのお仕事がメインなんですね。
メーカー、商社、小売は自社の製品を海外で生産し、それを輸入したりメーカーであれば逆に日本で生産したものを海外へ輸出する仕事をメインに行っています。
このくらい貿易の世界は広く大きく、それぞれの職種は多岐に渡り貿易事務であっても仕事内容は違うんですね。思い浮かべていたものよりさらに想像が広がるかと思います。
2. 貿易事務は未経験でもできる -未経験が多いのはなぜ?-
貿易事務は、未経験でも仕事ができる専門職が特徴です。求人を見ると未経験OKというところも多いと思います。
私も実際に未経験から今の仕事を始めています。
私はメーカーの貿易事務員で、貿易事務は輸出入のスキルを身につけることができるので物流に関しての幅広い知識がつくんですね。
また海外の工場とやりとりするので英語を使うことも可能です。グローバルに働けることでやりがいも見つけやすいことがこのこのメーカー貿易事務員の特徴なんですね。
ちなみにどうして未経験からでも可能なのかという点ですが、この仕事は突き詰めると知識が必要な仕事内容もあるのですが、
輸出入における既存のフォーマットを使った書類のラリーが多く、決まったルーティンのもとで働くことが多いのも特徴だからなんですね。
もちろんイレギュラーな事柄も多々ありますが、書類ワークが多いこの仕事は覚えてしまえば比較的早くに一人前になることができる仕事でもあるのです。
今では8年この仕事をしていますが、ものづくりの流れや、製品にかかるコスト、物流の流れ、海外工場への交渉術、営業、企画、開発、加えて一般的な事務仕事を極めてきています。
資格が必要というところもあるかとは思いますが、ほとんど未経験からというところが多いのでもし、一般的な事務プラス何かスキルを得てみたいという方は貿易事務のお仕事を検討してもいいかもしれませんね。
3. 私のキャリアアップ術! -ふみのやり方はこうです!-
では本題です。実際に貿易事務として働く中でどのようにキャリアアップをしていくのでしょうか。
事務員といえど、どの会社でも年齢やスキルに応じてキャリアアップの道は設けられているところが多いです。
私の会社は少数精鋭の会社なので一人で2−3人分の仕事を行う時もあります。もちろん休みながら仕事を上司と調整しながら行っていきますが、
そういうところでは事務員プラス営業、企画・広報などの仕事を求められることがあるんですね。
なのでまずは今の仕事を一生懸命行い、誰がみてもその仕事を任せられるくらい成長しましょう。そこが基本です。基礎を疎かにしてしまうと他の仕事を任せてもらえなくなってしまいます。
なので与えられた仕事をしっかりこなしていくのが大事です。
一通り仕事をこなせば、だんだん視野が広がってきて今働いている会社に何が必要で何が不要かなどが見えてくるんですね。なので基礎を固めるということは全体的に会社を見通す力を養うことにつながるんです。
全体的に会社を捉えられれば、上司にこの部分を改善した方がいいのではないかとか、この部分はカットして仕組みをダイエットさせたりなど自分の意見がとても言いやすくなります。
仕事を一生懸命行っている人の意見は上司が買ってくれる可能性が高くなるんですね。
私の場合は、輸入のコストを計算して年間でどのくらい輸入の経費にお金がかかっているかを上司に報告し、それを削減する案を提案しました。
それが長年の間で認められて今では物流のコストや納期に関する裁量を与えられて自分独自で輸入ルートを決めることができています。
会社にもともとある輸入の方法、仕入れ方法、航空や海上、陸上など、ずっと同じやり方のまま変えない会社もありますが何が一番最良なのか、コストからも納期からの多方面から物事をみていい方向に変える権利をもらえることもあるんですね。
それから私は製品の仕様やコストについても意見を出すことがあります。
例えば会社独自の金型で作った製品の家具で折り畳み式のテーブルがあったとしましょう。
海外工場とやりとりをしているとどこの不良が多いのかなどがわかってくるんですね。そうなるとこの部分不良が多いのであれば改善の余地があるなとか、他社の製品と見比べて、この部分は必要ないのかもしれないなど、
この不要な部分を取り除けば
お客さんにもこちら側にもメリットがあるようなコスト削減を実現することができたりもします。
それに加えて、企画を任されることもあるんですね。製品をよりよくわかっている貿易事務員は不良が少なく、採算があい、さらにニーズがありそうな商品の企画を任されたりもします。
最初は難しいかもしれませんが、一通り仕事をこなしていると段々とやり方がわかってくるので企画案もポンポンと出てくることもあります。
このように会社によって違いはありますが、まずは自分の仕事を極めて、会社に何が必要か何がいらないかを捉えそれを自分でまとめて発言していくことが大事なんですね。
スキルアップはお給料ややりがいに通じることがあり大変いいことですが、やはり一番は仕事が楽しいと思えることがいいですね ^ ^
では今日のまとめです。
1. 未経験から貿易事務へ (なりたい方) →経験ゼロからベテランへ
2. 今の仕事を一生懸命行う →視野が広がり、全体的に仕事を捉える
3. 自分の意見を発信 →企画営業、コストカットなど発言していく
結果としてスキルが上がりキャリアアップへと繋がる
このように仕事の幅を利かせられる貿易事務は将来性があると私は思っています。
この仕事をやる上で、物流の知識や商品知識はかけがえのない財産です。
どの仕事でも共通しますが、
培ってきたいろいろな経験やスキル + 自分のやる気さえあれば年齢関係なく
いろんな職種に携わることも可能なんですね。
ぜひキャリアアップを目指している方があったら参考にしてみてくださいね。
では今回は貿易事務員のキャリアアップ方法についてのお話でした。
ご参考になればとても嬉しいです。
ではではこの辺で。
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