みなさんこんにちは、ふみです!
では前回の記事の続きで繰返部の入力を行っていきましょう!
共通部編は下のリンクから ^^
NACCSでの通関方法とは?IDA海上輸入貨物の入力方法を公開 -共通部編- – 貿易事務の世界 IMPORTER’S WORLD
さて共通部の入力が終わったらつぎは繰返部です。
この上のタブをクリックすると繰返部の入力画面になります。早速入力していきましょう。この繰返部では商品の情報を入力していきます。
どんな商品なのか、重さはどのくらいか?どこの国で作られたのかなど必要事項を記入していきます。
そうすることにより海外からくる貨物に税金がかけられ、それを支払うことで輸入するプロセスをするために輸入する品がどんなものかをここで入力します。
品によって税率が違うんですね。
今回はポリエステル製のトートバッグともう一つ無償分にPP poly bag という商品が含まれています。
通関をするにはIVにある全ての情報を入れる必要があり、今回はこの2つの製品のコードや重量などの情報を入れる必要があるんですね。
では早速品目番号から入力します。
この品目番号がHSコードのことですね。全ての商品はカテゴリーごとにこのコードが割り振られているんです。
ここは通関士さんがとても詳しいのでわからない方はこの商品はどの税番になるのかを通関士の資格を持った方に聞くか、一度輸入したことがあるのであれば、前回の輸入許可証をみてみましょう。
このコードは税関HPでみることができますが、その数は膨大で全く通関をしたことがない方にとってはどれがどれだけわからないかと思います。
実務で行う場合はせんぱいや詳しい人に聞くかまずは実績という実際に輸入した許可書を参考にして打ち込んでみましょう。
ではまずはトートバッグから入力しますね。
この番号は実績だと、4202.92-000 2というコードでしたのでそれを入力します。
これは番号の最初の2桁で42類の製品のものということがわかります。
でそれに続く数字は細かい分類によって分かれています。詳しくは税関HPで調べてみてくださいね。
次に原産地です。ここも色々と国によってかわりますが、今回は中国産なのでCNとなります。
次のとなりの枠はどうして原産地がCNなのかということを証明するために記入する枠です。
今回は原産地がインボイスからわかる貨物なのでRとなります。
インボイスなどにmade in OOと書かれていれば、このインボイスによって原産地が証明できるということになるのでそのような文言が書いていればここはRと入力するんですね。
原産地証明が確認できないものはNや協定用原産地証明書が ある貨物はGなどコードが分けられていますので、
わからない場合は輸入申告事項登録(IDA)」業務業務仕様書(本文)7.特記事項をGoogleなどで検索しPDFの7項目目を見てみましょう。
つぎに数量です。ここの数量はNet weightを記入しています。
Net weightはパッキングリストをみて入力しましょう。
かならず.00まで書きましょうね。隣は単位が入るのでkgと記入します。
つぎにBPR係数です。これは複数の違う品を輸入する場合は、それぞれの商品単価を必ずここに記入していきます。
なぜかというと、naccs操作方法その1で運賃を入力するところがありましたよね。
関税や輸入消費税を計算するにあたり、これらの税金を計算する場合は商品代金+運賃も加算された上で税金が算出されます。
なので、このBPR係数に商品単価を記入すると按分と言って、
その商品単価をもとに運賃の割合が、トートバッグとPP袋に割り当てられるようになっており、運賃を含めた税金の計算を自動で行ってくれるわけなんですね。
ここはとても重要な部分です。
按分をしないと、それぞれの関税や消費税に誤差が出てしまいます。正確な税金を計算する他にもIVに複数種類の品がある場合は、それぞれの商品単価をしっかりと記載していきましょう。
では最後に消費税等種別です。ここはF4と入力されます。
これで1欄の入力は終わりですね。
2欄には無償分のPP袋の情報を入力しますので先ほどと同じように入力していきましょう。
さてこのようにできました。
ここまで入力すればあとは最終チェックをし入力ミスなどがないか確認しましょう。
全て、問題なければこの画面にはないのですが送信ボタンを2回押すと申告完了です。
すると、naccsの受信トレイに申告登録の書類がPDFで送られてきます。
何も問題なければ区分1と言って、スムーズに申告できると送信をした瞬間に輸入許可書を受け取ることもできます。
これで晴れて通関ができ外国貨物を日本国へ入れる準備ができたことになるんですね。
外国から来る貨物は全てこの通関というシステムを通して毎日、膨大な量が日本へやってきます。
今回は海上貨物の輸入申告についてですが、naccsではもっといろんなことができます。
※計算部分は誤差がありますので参考程度にみてくださいね
また機会があればまた別記事でご説明しますね。
では今回は海上貨物のためのnaccs操作方法についてでした。
ご参考になればとても嬉しいです。
ではではこの辺で。
コメント